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島酒泡盛ほろよい紀行・番外編:伊江島の地酒はラムである。島のさとうきびでつくる―イエラムサンタマリア

島酒泡盛ほろよい紀行・番外編:伊江島の地酒はラムである。島のさとうきびでつくる―イエラムサンタマリア

連載でお送りしている「島酒泡盛ほろよい紀行」。今回は番外編です。伊江島の島酒は、ラムでした。 

イエラムサンタマリアは、伊江島のさとうきびを使って伊江島でつくられているmade in Okinawaのラム酒です。 

ラム酒といえば、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」で海賊たちが無人島の砂の中に隠して飲んでいた宝物。南の島のお酒です。近年、大流行したモヒートを始め、ピニャコラーダやマイタイといった、リゾートの真っ白なビーチで飲むのにぴったりのカクテルとしても楽しまれていますよね。 

そんなラム酒は、沖縄のトロピカルなイメージによく合います。それを自前でつくる伊江島、とても粋に感じませんか? 

ということで、訪ねてみました。蒸留所の名前は「株式会社伊江島物産センター 伊江島蒸留所」。イエラム サンタマリアを島の特産品に、という気合を感じるお名前です。

蒸留所では、伊江島出身の若きイケメン知念寿人さんが出迎えてくださいました。 

知念さんは、沖縄本島の泡盛酒造所でお酒造りをしていた人物です。伊江島には高校がないので、高校に進学する子たちはみな、15歳で生まれ故郷の島を出ます。「15の春」と呼ばれる、小規模離島に生まれた子どもたちの運命の流れにのって伊江島を離れた知念さんは、15年後、今度は運命の流れを自らつかんで、前例のなかったラム酒づくりを始めました。 

もとは、製糖の際に出る廃糖蜜を発酵させてバイオエタノールを得る実証試験工場として建設された実験施設。5年間の実証実験が終わったあとに残された設備を再活用しようと始まったのが、ラム酒生産のプロジェクトでした。

ラムには大きくわけて2種類、トラディショナル・ラムとアグリコール・ラムがあります。トラディショナル・ラムは、サトウキビの絞り汁から白砂糖になるショ糖分を取り分けた残りの糖蜜を原料としてます。対して、アグリコール・ラムは、サトウキビの絞り汁をそのまま使うので、ラム酒の中では贅沢な製法と言われています。イエラムは、このアグリコール・ラムに分類されます。

ラベルには、伊江島のシンボル「伊江島タッチュー」とテッポウユリがデザインされています。タッチューは、はるか南洋の海まで出かけて仕事をしていた海人たちが、船の位置を把握するための目印にしていたもの。

「船員だったおじいの中には、イエラムを飲んで遠くカリブ海で味わったラムの名前を挙げる人もいます」と、伊江島海人の国際人ぶりを物語るエピソードも。

また、テッポウユリは江戸末期にシーボルトが持ち帰った後、西洋で人気を博し、「イースターリリー」と呼ばれ、宗教行事では無くてはならない花として使用されています。

亜熱帯の海に浮かぶ伊江島のラム酒が、かつて海を超えて活躍した海人とテッポウユリのように、海外でも通用する味を目指す。島好き、海好きにはたまらないロマンを感じてしまいます。

南国の暑い気候では、「エンジェル・シェア」と呼ばれる熟成中に蒸発するアルコールがシングルモルト・ウィスキーの3倍以上に上ります。「暑いときは暑いまま、寒いときは寒いまま味を育てていく。島の環境に合わせて熟成を待つ。

それが伊江島の酒だと考えています」と知念さん。伊江島蒸留所では2014年、3年熟成させたT1を391本、T9を309本「イエラム サンタマリアプレミアムシリーズ」として商品化したのを皮切りに、不定期で熟成ラムを発売しています。

こうしてつくられたイエラムサンタマリアは、2011年の初蒸留から今までのものがすべて、T1からナンバーが刻印された樽の中で熟成され、製品となる時を待っています。

サンタマリアという名前は、伊江島に咲くテッポウユリが由来となっております。テッポウユリは別名イースターリリー『サンタマリアの象徴』として復活祭等の宗教行事でも使用されており、サンタマリアの花が咲く島という事で聖母マリアの名前を命名しました。

「伊江島へいらっしゃるお客様との一期一会を大切にしたいので、土日も含め、可能な限り毎日開放しています」と話す知念さん。 

伊江島に行ったら、ぜひとも伊江島蒸留所へ。お酒作りが大好きで、知識が豊富、お話上手な知念さんから、イエラムの楽しく美味しいお話を、たくさん聞き出してみてくださいね。試飲もできます。 

 

株式会社伊江島物産センター 伊江島蒸留所
所在地 : 〒905-0502 沖縄県国頭村伊江村字東江前1627-3
TEL : 0980-49-2885 
FAX : 0980-49-2886
見学受付時間:平日9時~17時
 ※土日祝日ご希望の場合は要相談
 ※イベント、その他行事がある場合、対応不可の場合もございます。
所用時間:約30分~60分
見学申込 : TEL 平日9時~17時
HP:伊江もの本舗 http://www.ie-mono.com/

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