素朴な島時間を味わう渡名喜島 その4 ~ここは心躍る、安らぎの島~

こんにちは~、おきコレ編集部です!
今回は『素朴な島時間を味わう渡名喜島』第4弾、ラストになります。(第3弾はこちら

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今日はランチを食べることのできる島内の2食堂のうち、港にあるターミナル食堂でそばを食べたいと思います(ターミナル食堂の紹介はこちら)。
・・・が、まだ私の胃では朝ごはんが大暴れ。お腹が空くまで少し集落周辺を散策しましょう。

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沖縄の離島といえば、ヤギのいる景色。必死で草をはんでいたのに、私が足を止めてカメラをかまえた瞬間、こちらを凝視して動かなくなりました。
草むらにいるのに、彼らはハブの餌食にならないんでしょうか?渡名喜島の不思議・・・。

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この日見た花の名前を私はまだ知らない・・・。
とっても色鮮やかな何色もの花が不思議と一部にだけ咲き乱れていました。

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こんな場所でブドウ栽培・・・?
渡名喜島では島尻毛にも自生しているリュウキュウガネブという山ブドウを栽培し、なんと赤ワインを造っているそうですよ!こんな南の小さな島でワインが造られているなんてオドロキ!

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さて、昨夜島の夜景にチャレンジした結果、撃沈した里遺跡のある丘目指して登りましょう。
少し頑張ればたどり着けるくらいの距離と高さですかね。

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里遺跡のある丘の上に到着!心地よく吹き抜ける風が汗で湿った肌をすぐに乾かしてくれます。
眼下に広がるのは、緑いっぱいの渡名喜集落。

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集落を歩いているとみっちりと赤瓦の家々が並んでいるような気がしたんですが・・・ふくぎ並木が多くの赤瓦を覆い隠し、まるで集落が森の中にあるみたい!

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そしてこちらが里遺跡、島随一の聖地です。まずは島の神様に一礼し、お願いをしましょう。
「お久しぶりです、あと少しの滞在になりますが、どうか晴れ間をお恵みください・・・。」

時間も13時を超えて、そろそろ昼食にしようと港のターミナル食堂に向かったのですが・・・

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出入り口と思しき場所には、燦然と輝く「準備中」の文字・・・完全にやっちまいました。。
「島のランチの時間は11:30~13:00」と覚えておかないとこんな目にあってしまいます、この情報は島では必須!

食事にありつけなかった私ではありますが・・・実は強い味方がいたのです。

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島にはいくつか小さな商店があります。協力隊の笹口さんが「島の物価は高い」と言っていたので試しに商店で購入していたんですよね~!ポテトチップスは130円と2割増し感。みかんは一つ20円でした。みかんは高くないんじゃないかな?

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お昼代わりにもそもそとお菓子を食べていると、なんと島は豪雨に見舞われてしまい、しばらくふくぎ食堂に閉じ込められるハメに・・・西森山に行く予定だったのに、どうしてくれるんですか天気の神さま~!

というわけで、ここからはちょうど1年前に渡名喜に訪れて、西森園地展望台に向かった時の写真でお送りしたいと思います。

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西森園地展望台は、協力隊もお勧めのポイントだけどあまり観光客が行かない場所とのこと。その理由は後ほど明らかに。

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展望台に向かう道すがら、長く放置されているらしい石垣が見られます。
渡名喜島は平地が狭いので、昔は段々畑を作って耕作地を確保していたそうです。その痕跡がこうして露わになっているそうなんですね。島の歴史を感じるなぁ。

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渡名喜の集落があんな遠く、視線の下に広がっています・・・。
西森園地展望台に向かう道は、ひたすら階段です。全く言葉も見つからないほどに容赦ない階段が脚の筋肉を攻撃してきます。しかし、ここから視界に入るものはどれも絶景!筋肉痛で済むのなら、痛みを味わってでも登る価値はあると思いますよ!

休憩を挟みつつ、歩くこと約25分。

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やっと・・・やっと登りきったあぁ~~~。。
これが西森園地展望台からの景色、青と緑と白の絶景です。

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下に目を落とすと、まばゆい白砂のプライペートビーチに極上のブルー。あそこで1日過ごしてみたいなぁ・・・。

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アンジェーラ浜の方角。海と山の青をバックにした緑の山の立体感が素晴らしく美しい。

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北を向けば、つぶれたパンケーキのような粟国島が遠くに霞んでいます。近くにあるのに山形な渡名喜とは全然違う地形なんですね。

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そして渡名喜島から西を向き、すぐ近くにあるのが入砂島。渡名喜村は渡名喜島と入砂島で構成されているんですが、あそこは米軍の射爆撃場になっているため、立ち入ることができません。
それにしても、あの環礁の美しさ・・・いつか立ち入ることの出来る日がこないかなぁ!

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そして入砂島の奥に霞んで見えるのが、久米島。
こうして見ると、渡名喜島は多くの離島に囲まれた位置にあるんですね~。

フェリーの入港が15:30。入港前だけ開店するという港の売店を見るために、少し早めにターミナルに向かいましょう。

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入港1時間前から島のお母さんたちが商品を棚に並べ始めました。
加工品の他に、写真集や冊子もあります。

お母さん「今日はお菓子が2種類しかないわけよ、ごめんね~。」

今回私のチョイスしたお土産は・・・

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特産の無農薬島にんじんを醤油で漬け込んだ「にんじんポリポリ」と、にんじん葉、もちきび、うこんの焼き菓子「となっキー」。
にんじんポリポリは濃く醤油がしみたあじくーたーで、ご飯が進む!それに、にんじんが苦手な子どもでも食べやすそう。
となっキーはカリっとしていて、もちきびのプチプチとした感触を楽しめます。量的にも船旅のお供にぴったり!

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フェリー琉球が久米島からお迎えにやってきました。
今日は20人ほどの人間が島を発つようです。
そして、

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さよなら渡名喜島。ありがとう渡名喜島。観光客に迎合しない、美しい自然あふれるこの島が私は大好きだよ・・・また必ず遊びに来るからね!

渡名喜島の旅は、これにて終了になります。
今回はあまり天気に恵まれませんでしたが、天気がよければこの島は集落、その外、どこを切り取っても驚くほどに見応えのある景色ばかり。戦禍を免れた幸運と、小さいけれど起伏に富んだ島の地形、そして三方を離島に囲まれた地理的位置が絶景に恵まれた理由なんでしょう。
それに、観光客が少ないがゆえに慌ただしい雰囲気がない・・・どころか、人影すらほとんど見かけないこの島は、心身ともにゆったり過ごしたいと願う人にはうってつけ。必要なものは最低限だけれど、それを補ってあまりあるほどの魅力がこの島にはあると思います。

「那覇から2時間での、心躍る安らぎの島。」
あなたがまだ訪れたことのない渡名喜島は、他の離島と比較できない唯一無二の島なのです。

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素朴な島時間を味わう渡名喜島 その3 ~2時間の島探検にチャレンジ!~

こんにちは~、おきコレ編集部です!
今回は『素朴な島時間を味わう渡名喜島』第3弾になります。(第2弾はこちら

一夜明けて、おはようございます!

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現在AM6:20。天気予報では朝方日の出が見られそうだったので、少し早起きしてみました。
窓を開けて早朝の空気を胸いっぱい吸い込み空を見上げると、今日一日を迎える空が美しく焼けています。これは期待できる!

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集落の東にあるアガリ浜から見た日の出。私と同じようなことを考えている観光客が他にもいましたが、地元の人も日の出を拝みに来ていました。島人すら目にしたい、それが渡名喜島の日の出・・・。

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最高の日の出を存分に堪能して宿に帰る道すがら、未だに消えないフットライトに目が止まる。これだけ島は明るいのに、一体何時まで点いているんでしょうかね?

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朝食の内容はやや軽め。量は女性だとちょっと多いかな?沖縄要素を探してみたところ、卵焼きの中身はコンビーフハッシュでした。

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本日はレンタカーを借りて、島を時計回りにぐるり一周します!レンタル時間は2時間。この時間内でどれだけ島巡りが可能なのでしょうか?
なお、レンタカーの手配もふくぎ屋で可能です。ふくぎ屋はまるで、渡名喜島の観光総合商社。

お兄さん「終わったら車はここに置いておいてください。それと集落内の道は狭いので、集落には入らないでくださいね。」

私「・・・ここ、集落ですよね。どうやって出入りするんですか。」

お兄さん「えっと・・・。」

ちょっと、頼みますよお兄さん!!

とりあえず教えてもらったルートで集落を抜けようと車を走らせたところ・・・

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うっわ、今にもズズズっとこすりそうだ!!心臓に悪い!
ペーパーさんや自信のない方だと、文明の利器では集落から出られない可能性もあるようです。

渡名喜島は集落から抜けると自動販売機がなく、飲み物を買うことができません。もし徒歩で島を一周する場合は、必ず飲み物を買って出発してくださいね!3時間以上水分にありつけませんよ。

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渡名喜島はハブが多いことでも有名で、草むら近くでは必ずハブ注意の看板が見られます。
役場の桃原さんいわく「島民はハブの出る場所が大体分かるから、咬まれるのは何も知らない観光客が多いですね」とのこと。島では地面の見える場所を歩きましょう。

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集落を抜け、海に出ました。
渡名喜島は小さい割に高い峰が複数あります、これからあの山をぐんぐん登って行きましょう!

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右手に見えてきたのは昔使われていた海沿いの道。潮が満ちると海岸線の道が使えなくなったので、昔の人たちが労力を注いで完成させた道だそうです。
でも、ね・・・

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道々とんでもなく落石してるんです。あまりに危険なので、この道は現在通行禁止!
崖をぐるりと見ると落石して間もないむき出しの岩肌も見られて、結構な恐怖感。昔はこの道の餌食になった島民もいたりして!?

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こちらは協力隊・笹口さんお気に入り、アンジェーラ浜。う~ん、今回はちょっとお天気の神様に嫌われ気味でいい絵が撮れないなぁ。
天気さえよければ、

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こんなに美しい風景が広がっているそうです!
名物である砂浜から見るウミガメの息継ぎを探したのですが、残念なことに一頭も見つけることができませんでした・・・。
実は以前、渡名喜に来たことがあるんですが、その時は10分で15頭の息継ぎを見ることができたんです!海が荒れた日に多く見られるそうですよ。

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一面センダングサの草原に、蜜を求めて沢山の蝶が飛んでいます。面白いことに飛んでる蝶は、一種類のみ。

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とってもステキな芭蕉並木。草だらけの足元に細長いモノの気配を気にしながら、芭蕉たちの作る道中で、パチリ。

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少しずつ山道を登っていくと、道端には村花であるカワラナデシコの姿が。色はうっすら儚いピンク色でとても可愛らしい。
・・・シュナウザー犬のヒゲみたいですね。

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ふと振り返ると、先ほど見たばかりのセンダングサの野原や芭蕉並木が島の緑と一体化しています。渡名喜島はこれまで訪れた離島の中でも、とりわけ緑の美しい島だと思うのです。

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山の中腹まで来ると、左手に島尻毛散策路が見えてきます。島人いわく「渡名喜に来たら、絶対に立ち寄るべし!」
ええ、さっそく行きますとも。

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自然を活かし、大地を踏んで歩く散策路。ここは少し前までは、島の子どもたちの遠足の場所だったそうです。
ん~~、、少し強く吹きぬけていく海風がたまらなく気持ちいい・・・。

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散策路には、この時季すすきが大量に咲いています。島尻毛特有の谷間を流れる風に揺られて、皆で一斉に踊っているかのよう。

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秋の道に、文字通り華を添えるツリガネソウ。ゆらゆら、ゆらゆら・・・

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この散策路はびっくりするほど唐突に終りを迎えます。海の先にはケラマ諸島。那覇からケラマが見られるより少しだけ近い距離感です。
ケラマに流れる大量の人々よ・・・渡名喜まで来てみればこの島のよさもたっぷりと分かるんだろうになぁ・・・。

しみじみと国立公園となった島々と海を眺めたら、島尻毛を折り返し、再び山頂目指しましょう。

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だいぶ登ってきました。眼下に広がるのはカメを見損ねたアンジェーラ浜。

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大本田展望台に到着!島で一番高いのは大岳ですが、普通にたどり着ける場所で最も高いのがここ、大本田になります。

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展望台から北を向けば、ここより少し高い大岳が。いつかあそこにも登ってみたいなぁ。右隣には島北部の最高峰、西森山が控えめに肩を並べているようです。島一周が終わればあそこに行くか・・・。
天気がよければここから久米島もくっきり見られるんですけどね・・・天気がね!!

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展望台から一気に反対側まで下ると、そこは呼子の浜。夏の大潮にはウミガメの産卵が見られることもある落ち着いたビーチです。
この浜から海側を見てみると・・・

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まるで右を向き、低姿勢で獲物を狙うケモノのような岩が。
渡名喜には潮が引いた時にしか行けない「女神岩」なるものもあるようですが、この岩も「ケモノ岩」なんて名前をつけて売り出してみませんか、渡名喜村さん。

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海辺にたまに置かれているのは海人の商売道具のようです。コンクリートは重り?釣り針も大きめだし、一体これでどんな魚を狙うんでしょう!?

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小さな山のような島を一周し、2時間を6分残して元の場所に車を返すことができました。やや足早だったので、もっとゆっくり見て回りたい方は3時間でもいいと思います。
集落はもちろんいいんですが、周辺も景勝地がたっぷり。・・・天気さえよければね!!

那覇行きのフェリーが迎えにくるまで残り、4時間。あとは集落周辺の景勝地を巡りましょう。

レンタカー 福木島となき
電話:098-989-2990
営業時間:9:00~18:00
定休日:無し

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素朴な島時間を味わう渡名喜島 その2 ~集落も人も島の財産!~

こんにちは~、おきコレ編集部です!
今回は『素朴な島時間を味わう渡名喜島』第2弾になります。(第1弾はこちら

渡名喜島は小さな島なので、集落周辺はぜひとも歩いて散策すべし!自転車のレンタルもありますが、渡名喜島は沖縄の有人離島で最も小さい島で、平地は集落周辺しかありません。素早い移動手段ではあっという間に見終わってしまうので、ここはじっくり徒歩で攻めていきましょう。

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11月後半とはいえ、沖縄は緑も花も色鮮やかで美しい!歩くには適した気温でもあるので、沖縄の秋は『散歩の秋』かもしれない。

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ふくぎ並木の木陰から見る庭と光の加減のステキなこと。ひんぷん代わりに植えられているんでしょうか、昔はあの小さな木々の向こう側には小さな民家が佇んでいたことでしょう。

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今は住人がいなさそうな古民家の白瓦は、今やすすき達の楽園。時間が経てば、屋根が一面すすき野原になったりして!?

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悩ましげなポーズでこちらをじぃっと見つめる白にゃんこ。集落内にはねこも多く、みなゆったりと島に流れる時間を楽しんでいる様子。

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あまり仕事をしていないシーサー。

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仕事しすぎてあごが外れそうなシーサー。
屋根のシーサーは昔からの漆喰づくりが圧倒的に多いようです。

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集落内の道は、昔ながらの白砂がひかれた未舗装路。月、水、金には大正時代から続く「朝起き会」が行われ、子どもから大人まで、みなで道の掃き掃除をするそうです。集落の美しさは、島民の努力で守られているんですね。
ちなみにこの朝起き会は、学校でラジオ体操をして、グラウンドを走り込むことから始まるそうですよ。起き抜けから結構ハードじゃないか!

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集落内の石敢當は、島の特徴ある石で作られたものばかり。でもこれ、表面はえらい凹凸なのになぜここに文字を刻もうとしたんでしょうかね。

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渡名喜集落の石垣といえばこれ、珍しいテーブルサンゴ製!薄っぺらいので積んでも積んでも積む作業が終わらなさそう。
昔はどこもテーブルサンゴだったそうですが、ハブが入り込むため村の音頭で大部分がなくなってしまったそうです。それでも随所にこうして昔の名残が見られますよ。

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県下最小の自治体、渡名喜にもデザインマンホールが。村花のカワラナデシコに名産のもちきび、そして村最高峰の大岳と、自然の要素だけで構成されています。逆にいうと自然しかないのね渡名喜島!

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緑のプレートに刻まれた屋号。最近は村のおじさん世代ですら屋号が分からない人が増えたので、村教育委員会が屋号の管理をして、最近からプレートの発行を始めたんだとか。全ての家にあるわけではないんですが、探してみると17個見つけました!
ふむ、では一番長い屋号は、と・・・

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「へーヌウキーナカンダカリヤーグヮー」。一聴しても絶対覚えられない!
渡名喜を訪れたら、他の屋号もぜひ探してみてくださいね。

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のんびりした雰囲気を放ちつつも興味深い要素がぎゅっと詰まった集落をくまなく歩き、堪能したら、ふくぎ並木を抜けて集落の外へ向かいましょう。

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集落を見下ろす里遺跡に行こうとしたところ・・・一気に空が大泣き模様に。カタツムリは嬉しそうに這い出てきてますが、私は嬉しくないぞ!退避!!

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宿でしばしの雨宿り。試しに部屋を締め切って雨音を楽しんでみたところ、古民家にはほとんど防音効果がないことが分かりました。でも、防音する必要・・・ないか。静か過ぎるほど静かだもんね。

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1時間ほどで雨もあがり、青空が少しだけ顔をのぞかせています。少し海に出てみましょう。

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港を北上すると、協力隊の刑部さんが強烈にお勧めしてくれたシュガー浜に行き着きました。
夕暮れ時間近なのであまり綺麗に写りませんが、確かに砂の白さは素晴らしい。
ちなみに日中天気のよい日なら、

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こんなに美しいシュガー浜の顔を見ることが出来ます。今度は絶対天気のいい時に行くぞ~!

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天気が不機嫌気味で、夕焼けが見られそうにありません。名残惜しいのですが、海辺のヤドカリに見送られてこの場を立ち去りましょう。宿に戻ったら夕ご飯だ。

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この日の夕食は、サワラの刺身にシイラの揚げ物、島豆腐に冬瓜と島の食材をたっぷり使ったメニュー。全てが優しい味わいです。地物をふんだんに食べられるのも、ふくぎ屋のよさですね。

満腹になれるご飯も終えて、陽がとっぷり暮れたのを確認したら、夜の散歩に出てみましょう。

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宿を出ると、集落は日中の心安らぐふくぎ並木とは違った表情を見せていました。暗いけど人が見当たらないので、ある意味安心して歩くことができますよ(笑)

そして・・・

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夜の渡名喜島といえば、フットライトで幻想的に照らされた白砂の道。
余計な言葉はいらない、ただ見つめるだけで心が満たされるような光景が続きます。

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フットライトの光を受けて、自転車もまるで島の夜の芸術の一端を担っているかのよう。

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夏の夜の虫のように、光に誘われるにゃんこの姿。ねこもこの温かな光が好きなのかな?

さて、今回は集落の夜景を撮影しようと画策していました。渡名喜×光といえば、フットライトは常識。それじゃ集落の夜景は一体どんなもんだろうか!?
日中雨に邪魔されて登れなかった里遺跡に向かう階段の途中からカメラを構えて・・・

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・・・。
これが渡名喜集落の夜景です。想像はしてましたけど、だいぶ寂しいですね!集落内にフクギがびっしり生えているせいで、外にあまり光が漏れ出ないからかな?
誰も得しない景色かもしれませんが、もしかしたら初の試みかも?ということで、お許し下さい。

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地元の居酒屋の様子を見てみようと、『憩い処西門』にやってきました。ひんぷんの前でまごまごと立ち往生していると、、

「あい!おねえちゃん、上がって一緒に飲んでいかんね?」

と地元の方に声をかけられ、

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お仲間の飲み会にお邪魔してしまったのです。渡名喜の人は島外の人にもフレンドリーと聞いたことがあるのですが、これは本当なんですね!
ビールをご馳走になりながら1時間ほど島のディープな話を聞かせていただき、島人の温かさを感じるひと時となりました。島の成人の30%は独身で男性が多いので、島外からの嫁を募集しているそうですよ。島の嫁になりたい方、ぜひ渡名喜はいかがでしょうか?

こうして島の夜は更けていく・・・明日は早起きできるかな。

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素朴な島時間を味わう渡名喜島 その1 ~島人はどこに?~

こんにちは~、おきコレ編集部です!
沖縄もついに夏日が途絶え、衣替えが必要な季節になってしまいました。しかし、暑さの去った季節だからこそ、快適に過ごせる沖縄の晩秋。
そんな時季にゆるりと流れる島時間を味わいに、おきコレ編集部は渡名喜島に行ってきました。

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渡名喜島への出発地、とまりんでチケットを買ったら、ターミナルから左手奥に停泊しているフェリー琉球へ。

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フェリー琉球内には、沖縄らしさをアピールしたポイントが随所にあります!こちらは久米島特産の久米島紬の柄があしらわれた壁。

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雑魚寝エリアで寝ていると、あっという間に2時間が経過。渡名喜島って遠いイメージがあるけど意外と近いんだなぁ!

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港で私を出迎えてくれたのは、左から村役場の観光担当・桃原さん、2名の地域おこし協力隊、刑部さんと笹口さん。
まずは桃原さんに村の概要を聞いてみましょう。

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「島は沖縄本島から58kmの位置にあります。人口は388人で15年前から100人ほど減りました。高齢化が進んでて、20代は僕らを含め6人しかいません。平均年齢は55歳くらいかもしれませんね。

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渡名喜の代名詞である赤瓦の伝統的集落は、平成12年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。戦禍を免れて焼失しなかったので昔のままの状態で現代に残っているんです。

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産業は一次産業が主で、農産物なら島人参にもちきび!漁業なら、水揚げはカツオが多いですよ。

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島の名字は比嘉、上原、桃原、渡久地、南風原で7割占めてます。沖縄では多い金城や宮城はいません。」

つい最近まで、渡名喜島で私の知ってる方は全員比嘉さんでした、なるほどね!
それでは地域おこし協力隊のお二人に、お話を聞いてみましょう。

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「渡名喜島は沖縄県民ですら知らない人がいるから、認知度の向上が第一!facebookの更新や、イベントへの積極的な出展をしてますよ。あと、港で観光案内もしてます。

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島の物価は少し高めだけど、魚とか季節のお野菜もらうことも多いし、トントンな感じですね~。

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島のお勧めスポットですか?いっぱいありますよ!島尻毛散策路とか、浜辺からカメがたくさん見られるアンジェーラ浜とか!シュガー浜も砂がとっても白くて最高にキレイなんですよ~。

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穴場なら、観光客があまり行かない西森山とサカシ散策路ですね。延々と階段が辛いけど絶景なので是非行ってみてください!」

役場と協力隊のみなさん、ありがとうございました!

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話を伺ったのは港の待合所ですが、ここではfree wi-fi(1日4回/1回15分)を利用することができます!制限付きとはいえ、人口388人の島が観光に力を入れようとしているのが伝わってきますね。

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それでは、宿に向かってふくぎ並木が美しい集落を歩いて行きましょう。今回の宿は、渡名喜の古民家宿として有名な、赤瓦の宿ふくぎ屋。通常は港までお迎えがきますので、安心してください。

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集落を歩く・・・

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歩く・・・

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人、いないなぁ!!!
驚くことに、集落内を歩いていてもほとんど人の気配を感じません。ここはゴーストタウンならぬゴースト集落か!?388人という島の住人は一体どこにいるんでしょうか。

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たどり着いたのは、ふくぎ食堂。
まずはこちらで宿のチェックインをしましょう。

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宿となる古民家は集落内にいくつか点在しています。
宿のおにぃさんに案内された先に待っていたのは・・・

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わあぁ!!これが本日のお宿!!一度は泊まってみたいと思い続けた古民家!ここで一晩過ごすと考えただけで胸が踊るなぁ!!

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部屋の中はこんな感じ。4.5畳の一番座に、隣は3畳の二番座?家族暮らしには手狭ですけど、今回は一人滞在なので悠々自適です。この家の間取りは「2DK廊下つき」といったところでしょうか?

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自炊できるのかと思ったんですが、どこを開いても自炊用具は見当たりません。長期滞在の場合も食堂にお世話になることになりそう。

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古民家の外観と最もギャップがあるのが、この白く輝くユニットバス。古民家とはいえ、水回りはやはり快適が一番!

一通り家の中を見たら、外に出てみましょう。

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庭には、長期滞在者に嬉しい物干し竿とピンチハンガー。洗剤は持参が必要みたいですけど、洗濯機はありますよ。
目の前の古民家は、先ほどチェックインした食堂ふくぎ。夕食と朝食はあちらでいただきます。

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物干しの裏には、フールこと豚便所が!今はその面影を残すのみですが、昔はここで豚の鳴き声や臭いと共に生活していたわけですねぇ。今に生きててよかった。

時刻はすでにお昼時すぎ。ふくぎ食堂で一旦腹ごしらえすることにしますか。

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食堂内は、海人の仕事道具である網や疑似餌などが飾られ、食事だけでなく非日常感も存分に味わうことができます。まぁ海人にとっては日常の風景なんでしょうけどね。

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着座して視線を真っ直ぐに向けると、トートーメとご対面。目を凝らすとお名前が確認できるのですが・・・現役なんでしょうか。
生きている人とご先祖様との距離が近い沖縄ならではですね、内地では食堂に仏壇なんて考えられない!

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いただいたのは野菜チャンプルー。沖縄では珍しい、ごく少量の塩こしょうの薄味でした。・・・塩分が欲しいって?わかめスープで十分に補うことができますよ!

周囲を見ていると、食堂は人によってご飯の盛りに変化をつけている様子。目の前に座った島の女性のご飯はまるでキョンシー盛り!!若い人にキョンシー盛りって通じますかね(笑)

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食堂内には、長澤まさみさん主演の映画『群青』のポスターやロケ写真、サイン色紙が。渡名喜島は『群青』の舞台になった場所でもあり、ロケ現場跡や資料館があるんですよ。

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あまりに満腹になったので、一旦宿に戻ってごろりと休憩。
部屋の掛け時計の電池を外し、じっと耳をすませていると・・・驚くほどに自然の音も、人の生活音さえ耳に届きません。時折、遠くで響く犬の声や沿道を歩く観光客の話し声が聞こえる程度。目で見る集落の様子もですが、耳で伺う様子からも島民の気配は驚くほど皆無なのです。
島の人たち・・・一体どこにいらっしゃるの~~!?

お腹がこなれてきたので、そろそろ集落散策に出てみましょう。

赤瓦の宿ふくぎや
住所:渡名喜村1909(チェックインと食事)
電話:098-989-2990
営業日:年中無休
料金:7,000円(一泊二食付、2名以上の場合)

ふくぎ食堂
住所:渡名喜村1909
電話:098-989-2990
営業時間:11:30~13:00/17:30~22:00(平日は~23:00)
定休日:日曜日

おきコレとは?
http://www.area-pjt.jp/okicolle/

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渡名喜島 ターミナル食堂

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ターミナル食堂/沖縄そば550円(税込)

フェリーターミナル内にあり、島豆腐屋のご夫婦が営んでいる食堂です。役場からも近いので観光客や地元客が多く交流の場にもなっています。沖縄そばは特製の出汁にこだわりの麺を使っており一番の人気メニューです。

渡名喜島 ターミナル食堂
沖縄県島島尻郡渡名喜村1917-12 渡名喜港内

TEL:090-7451-7908
営業時間:09:00~14:00(ランチタイム) 17:00~22:00(居酒屋タイム)

おきコレとは?
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